世界で一番だいすきな人にはずっとずっと笑っていて欲しい
2019年1月27日
私はそのとき大学の友達と家にいて、その子はジャニオタで今までたくさん自担や嵐の話をしてきた。
その子が私の家から近い彼女のバイト先に行くというから私も出かける準備をして、あと3分したら家を出ようなんて話をしていた。
ツイッターのタイムラインに流れてきた活動休止の四文字。全然意味がわからなくてとりあえずと思いFCサイトを開いて「嵐よりファンの皆様へご報告」をクリックする。飛び込んできたのは神妙な面持ちの5人のとたくさんの文字の羅列。
震える手でスマホの画面をスクロールする。全然文字が頭に入ってこない。動画を再生する。自担が真ん中で悲しそうな顔をして話している。この段階で涙は止まらなかった。
他の4人が順に話して行く様子は私がよく知っている嵐の姿そのもので、でも言ってることは嵐らしくなくて、混乱と困惑が止まらなかった。
でもツイッターでみんなが騒いでることが唯一現実味があって、あぁ、嘘じゃないんだなって。高校とか大学の友達がいる方のアカウントでもみんながツイートしてて、あぁやっぱり嵐ってすごいんだななんて馬鹿みたいなことを思ったりもして。
私たちファンが自担を追い詰めていたのだろうか。期待しすぎていたのだろうか。そんな事より、2021年からどうやって生きていけばいいのか。
8時から記者会見をするというのを見て、とりあえずNHKつけてみた。はじめていだてんをみた。そのあとのNHKニュースで速報されていて、本当なんだなと。
次第に会見の様子がネットニュースで流れてきて、そこにはいつも通り笑いあってる嵐の5人。ひっくり返っちゃったなんて笑いあってて。
Mr.サンデーで記者会見の様子が動画として初めて流れてきて、私の好きな嵐が、あまりにも「嵐らしい」嵐が今まで思いもよらなかったことを喋っていて、もうなんで泣いてるのかわからないほど涙が流れてきて。きっと自担は自分のせいだって自分を責めてる。でも4人は全然自担のせいだなんて思ってなくて、むしろめちゃくちゃにかっこよく自担を守ってくれた。
その間も「明日は単位に関わるスピーチがあるからスピーチ原稿作らなくちゃな」なんて変に冷静な自分がいた。
ご飯を買いに行こうと思ってたのにそんなことも忘れてた。
2019年1月28日
寝るのはめちゃくちゃ遅かったはずなのにいつもより30分くらい早く目が覚めた。
昨日買っておいたりんごジュース。だいすきなのに全然美味しくなかった。
学校行って、友達はなんか言ってくるかななんて思っていたけどみんなあえてというか多分普通に触れないでいてくれて助かった。
でも行きのバスでLove so sweetがシャッフルで流れてきて泣いちゃったりいつも通りの「日常」なんか送れなくて、zeroにはじめてツイート送ってみたりした。
翔くんは誰より「言葉の力」というものをわかっていて大切にしている人だから、一言一句逃さず聞いていたし最後に有働さんの「復活はありますか」の質問に食い気味で「あります」って答えてくれた。
自担は「自由になりたい」と言った。芸能界という世界、アイドルでいること、嵐でいることは確実に「不自由」で、それなりの覚悟とモチベーション、大切な仲間がいないと続けられないものだと思う。自担は誰より期待されてしまう人だからその期待が、私たちの期待が重荷だったのかな。期待しすぎたのかな。今回の出来事は「活動休止」である。解散じゃない。そこに嵐の「嵐としてのプライド」があると私は思ってるんだけど、自担は一回自由になったらもう二度と帰ってこないような気がして、「待ってる」って言うことが自担にとってしがらみになってしまったらどうしよう、そんなことを考えた。
こんなに好きになった人は自担が初めてなんだ。
気になったきっかけは覚えてないけど、バラエティのホワホワした感じと歌声、ダンスのギャップがすごい人だなあなんて思ってて
一昨年の夏に見にいった忍びの国で自担に堕ちて
受験期だったけどそんなこと御構い無しに嵐にハマっていって
嵐のファン、あなたのファンであった時間はきっと短い
でもたくさんの「気持ち」を私に教えてくれた
こんなにも人を好きになれること
突然好きって叫びだしたくなる夜があること
自担のために神戸から東京まで軽率に遠征できちゃうこと
週に二回の冠番組のために毎日の生活を頑張れること
CD/DVDを買うためにつらいバイトも頑張れること
私のタイプじゃない顔だったはずなのに世界で一番好きな顔になること
自担が載ってる雑誌を手に入れるだけで無敵になれること
とても尊敬する嵐ファンの方々と出会えたこと
自担の誕生日に生まれたことに感謝して泣いたこと
コンサートに落ちてご飯が美味しくなかったこと
自分がどんなに不幸せでも自担が幸せならいいやと思えること
誰よりも何よりも自担の幸せを願えること
自担が笑っているだけで毎日が輝いていること
こんなに私に「だいすき」の感情を教えてくれる人には絶対に二度と出会えない
「こんな好きな人に出会う季節二度とない」
だいすき。ずっとずっとだいすき。
でも日曜日から声をあげて泣いているその瞬間にも、これは夢なんだな、悪い夢だなんて思うことがある。
「嵐の終わり」これについて一度も考えたことがないわけじゃない。
ars-nano-hana-0126.hatenablog.com
でもその時の私が想定していたのはこの形ではなかった。
いつか山を下っていく、その先に見えるものだと思っていた
これは終わりじゃない。そんなことはわかっている。
でもいつかまた帰ってくる日を第2章とするなら第1章の終わりだ。
私は智担だから誰よりも2020年12月31日がくるのが怖い。
2年弱したら世界で一番だいすきな人のだいすきな笑顔が見られなくなってしまう。
どこで何をしているのか。笑っているのか。健康でいるのか。何一つわからなくなってしまう。
そんな生活を送るのが怖い。
これからの2年弱をカウントダウンのように過ごすのも怖い。
でも、嵐5人の姿が見られなくなることが当たり前になることが怖い。
うじうじし続けたくないけど泣かなくなってしまうのも怖い。
怖いことだらけのなかで唯一の光は、嵐が私たちファンのことをたくさん考えてくれていると言う事実だけ。
こんなにも嵐からの愛を実感したのは初めてかもしれない。
毎日毎日悲しんでしまってうじうじしていると友達が「失恋したみたいだね、いつか忘れられるよ」なんて言葉をかけてきた。
これは失恋なんかじゃない。もちろんいま嵐のちょっぴり切ない恋愛ソングなんて聴いてしまったら私と自担とに重ね合わせてしまって涙が出てくるんだけど、この「活動休止」は嵐から嵐への、嵐から私たちファンへのラブレターなんだと思う。こんなにも想われている実感が湧いてるもん。切ないけど。
そしてどんなに苦しくたって辛くたって忘れたいなんて思わない。
嵐を好きでいることで、これから少しは苦しくて辛いことがあるかもしれないけど、嵐を好きになれたこと、こんなにも大切にしたい気持ちはないから絶対に後悔しない。
さっき高校の友達から生存確認の電話が来て色々話した。もちろんその子も嵐ファンからしたら外野だ。でも、私のことをよくわかってるから、「何するんだろうね大野くん。海の近くにすみそうだね。あとなんか絵を描いて作品出展しそう」なんてことを言ってくれた。
自担が「自由」になれますように。
でも「休止」である以上少しのしがらみが残っている。でも自担はお休みという選択に「甘えた」といっていた。「休止」であることのしがらみに少しホッとしているように感じた。
いつかどこかにいってしまいそうな自担が20年も「嵐」で「アイドル」を続けてくれたこと。長い間私たちの望む「偶像」でい続けてくれたこと。そんな奇跡みたいなことは嵐がこの5人じゃなきゃありえなかったなと強く思ってる。その解釈が嵐本人たちと一致していたことがほんのり嬉しかったり。
きっと自担はとっても嵐が好きだったから。この活動休止が、自担が嵐でいることが嫌になったとかだったら多分絶望しかなかったけど、そうではなかったから。だから「おやすみ」するんだよね。
当たり前が当たり前じゃないと気づかせてくれて、改めて私はこんなにも嵐のことが、自担のことがだいすきになっていたんだと気づかせてくれた。
これからの2年も自担たちは私にいろんな感情を教えてくれるんだろう。
悲しくて辛くてでもだいすきで楽しくて。
私はこの2年間でたくさん嵐に、自担に愛を伝えたい。
本人たちが数字にこだわっていなかったとしても、一番見える形なのは数字だから。
ジャニショで公式写真を全部買おうと思うし、CD/DVDがリリースされるなら全形態買おうと思うし、自担のドラマや映画のBOXは公式から正規の値段で買おうと思う。
2021年を迎える瞬間私はどうしているのかな。
起きたらだいすきな人のだいすきな笑顔を見られない朝が来ることが怖いけど、わらって送り出せるかな。
この2年弱を後悔せずに過ごせるように。
明日からは少しでもご飯を食べられて少しでも笑えるように。
最後に
私は世界で一番大野智さんがだいすきです。
「待ってる」と口に出すことが重荷になってしまったら嫌だと思って伝えられていなかったけど、私たちが「待ってる」って言わないと絶対に帰って来てくれないから。だから貴方をずっと待ってます。他の4人と一緒に。
いつか貴方の選択を私たちに教えてくれる日を待ってます。
貴方が私たちの見えるところから姿を消しても、他の4人の笑顔をみて多分私は笑顔になれるから。
お願いだから最後の瞬間は笑っていてください。この私の気持ちはエゴなのかもしれないけど。それでもだいすきだから。だいすきな人の表情の中で一番だいすきなのは笑顔だから。最後に見せる顔は笑顔にしてください。私も泣かないから。